■てんかん

てんかんとは脳の神経細胞に発生する電気的な興奮により繰り返す発作をいいます。 脳神経細胞の過剰な興奮により全身、あるいは手足など一部がつっぱたり意識を消失するなど様々です。重篤な場合は命にかかわることもあるので適切な治療が重要です。 検査:血液検査、レントゲン検査、超音波検査、脳波検査、CT検査、MRI検査
治療:抗てんかん薬が主体となりますが、脳腫瘍、脳炎などその他の疾患がある場合はその原因に対する治療が必要となります。

この子は若いころから発作を繰り返す犬で、MRI検査を行ったところてんかん発作と診断されたため、抗てんかん薬で治療をし、経過は良好です。

■椎間板ヘルニア

椎間板は脊椎間(背骨や腰骨)の衝撃を吸収する役割があります。

椎間板が損傷すると、内容物または椎間板自体が脊髄や神経を圧迫し、その結果麻痺が生じます。
重症度によって5つのグレードに分けられます。

グレード1 痛みがあるが歩行可能
グレード2 ふらつきながらの歩行可能
グレード3 歩行不可能のため後ろ足を引きずって前足のみで歩く
グレード4 自力での排尿不可能
グレード5 深部痛覚麻痺ため感覚が無くなる

好発犬種:椎間板疾患はすべての犬種に認められますが、特にミニチュア・ダックス、ウエルッシュ・コーギー、トイプードルなどの犬種に多くみられます。

検査:レントゲン検査、脊髄造影検査、CT検査、MRI検査

治療:内科治療と外科治療があります。

内科治療はグレード2までの歩行可能な子に対してNSAIDSやステロイドなどの痛み止めとケージレスト(約1ヶ月)を行いますが、症状が 突然進行する場合があります。
外科治療は脊髄造影検査、CT検査、MRI検査などを行い、椎間板による神経の圧迫部位の特定をし、椎間板物質を取り除く手術を行います。
椎間板ヘルニアはグレードが進行するほど予後も良くないため、早期の治療が必要となります。

■高度画像診断 CT/MRIについて

高度医療が進んできた現在では必要不可欠な診断機器となっております。
当院は高度医療機器を導入している『動物健診センターキャミック』と提携しているため、早急にCTやMRI検査をする事ができます。
CTやMRIを撮影する事で、脳、神経、骨、その他の疾患に対してより精度の高い診断ができ、その画像をもとに当院で治療や手術をする事ができます。