PUPU動物病院市川|千葉県市川市

動物の健康面はもちろん、食事や心のケアなどもサポートする市川市、船橋市の『かかりつけ医』を目指しています。

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内科・消化器科internalmedicine

血液内科

血液の病気を診断、治療する科です。
血液の中には酸素を運搬する赤血球、感染から身体を守る白血球、出血を止める血小板など様々な成分が含まれますが、それらの異常を調べて治療を行います。

赤血球、白血球、血小板などの血液は体内の様々な病気(炎症反応、出血、腎不全、心不全、ホルモンの病気、免疫力の低下)により貧血や白血球増加、白血球減少、血小板減少などを認める事がありますが、体内の臓器に異常がなく血液自体が病気をおこすこともあります。

血液検査で異常を認めたら

血液の病気で大事なのが、どのような病気なのかしっかりと診断を行うことです。
血液検査を行い、血液の塗抹標本を作成し顕微鏡で血液細胞を観察することが非常に重要です。
血液は骨髄という場所でつくられています。骨髄の異常が病気の原因となっている場合もあるためそのような場合は必要があれば骨髄検査(骨に針を刺し血液や細胞を採材)を行い診断を行います。

血液塗抹1

血液塗抹検査

直接顕微鏡で観察する事により感染症はないか、腫瘍細胞は存在しないか、貧血の原因となっている病気は何かなど様々な事が判断できます。

骨髄検査

骨髄(血液を作る場所)に原因がある場合骨髄の液体を採取し検査する事で診断を行います。代表的な白血病なども骨髄を調べる事で確定診断する事ができ、様々な情報が得られます。

治療

病気によって使用できる薬が異なります。誤った薬を投与すると症状が急速に悪化する危険があるため、それぞれの病気に対し、年齢や状態に応じて様々な治療薬を組み合わせ治療を行います。
血液の病気はたくさん存在します。

  • 免疫会財政溶血性貧血
  • 再生性貧血
  • 赤芽球癆
  • 白血病
  • 汎白血球減少症
  • 血小板減少性紫斑病
  • ヘモプラズマ症
  • バベシア症など
免疫介在性溶血性貧血

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)

体を守る免疫機構が異常になり、免疫成分の一つである抗体が血液の成分である赤血球を破壊し、その結果貧血を起こしてしまう病気です。

犬では自己免疫によるものが多く、ネコでは白血病ウイルスなどが原因が多いです。重篤な場合は進行が非常に早いため、死亡率が高く肺動脈血栓塞栓症やDIC(播種性血管内凝固症候群)などを併発してしまうと命を落とす可能性があるため早期の診断治療が必要となります。

症状 この病気の臨床症状は急性貧血に伴うもので、突然食欲がない・元気がない呼吸が早く苦しそう・歯茎が白い・嘔吐。下痢など症状は様々あります。
好発犬種 ミニチュアダックスフンド、マルチーズ、プードル、コッカースパニエルなど
治療 副腎皮質ホルモン剤 免疫抑制剤
難治性の場合は治療反応に数ヶ月かかることもあるため、輸血や脾臓の摘出を行う場合もあります。

このような症状があればご相談ください。

  • 食欲が無い
  • 貧血で元気が無く苦しそう
  • ふらつく
  • 身体に内出血がある
  • 血が止まらない
  • 血球系の異常があるが、原因がわからないとき

消化器科

消化器とは口、食道、胃、小腸、大腸、肛門まで繋がる器官です。胆汁を分泌する胆嚢や肝臓、消化酵素を出す膵臓も含まれます。 消化器疾患の症状は嘔吐、下痢、血便、頻回便、食欲低下など幅広い症状を示します。症状とその程度から必要な検査を行い、診断に基づいて適切な治療を行います。

検査

問診 飼育環境(異物などを誤飲しないか)、食事内容(食物アレルギーなど)、食欲の状態、排泄物の状態を確認し、どのような検査を行うか決めていきます。
血液検査 全身状態の把握を行います。消化器症状が全身状態に影響を与えていないかを調べます。
便検査 糞便中に細菌感染や寄生虫感染が無いかを調べます。便中に排泄量が少なく1回だけの検査では検出できないことがあるため、複数回の便検査や試験的な駆虫剤の投与、便のPCR検査(遺伝子検査)を行うことでウイルス、細菌性、寄生虫性の下痢を診断します。
X線検査 X線を通過しないような異物の誤飲や、食道の画像検査に有用です。

巨大食道症

食道が拡張し運動性が低下するため、食事直後に食べたものを吐き出してしまいます。原因となる基礎疾患がある場合や原因不明な特発性の場合があります。うっすらと白く食道のラインが確認できます。

食道狭窄(バリウム検査実施時)

食道炎や食道外からの圧迫により、食道が狭くなってしまうことがあります。
食道炎の治療や圧迫を解除する治療や、狭くなった部分を拡張する治療が必要なこともあります。バリウムにより白く造影された食道の一部が細くなっています。

エコー検査(超音波検査)

消化器の構造や動きをリアルタイムで観察できるため、胃腸の状態を詳しく把握することができ、腫瘍の有無、異物の有無、などがわかります。
このような症状があればご相談ください。

  • 食欲がない。吐く。体重が減ってきている。
  • お腹を痛がる。伏せて背中を伸ばす。
  • 軟便、水様便、血便がある。
  • 便の回数が多い。
  • 便が出ない。
  • 異物を飲み込んでしまった。

などの症状があれば、早めにご相談ください。

疾患/病名

巨大食道症、食道炎、食道狭窄、食道内異物、胃拡張胃捻転症候群、胃炎(急性・慢性)、胃十二指腸潰瘍、胃運動障害(胃アトニー)、胃内異物、幽門狭窄、急性腸炎、ウイルス性腸炎、寄生虫性腸炎、細菌性腸炎、抗菌薬反応性腸症、腸リンパ管拡張症、炎症性腸疾患、腸運動障害(機能的イレウス、機械的イレウス)、炎症性結腸腸ポリープ、巨大結腸症、直腸脱、便秘、腫瘍性疾患(消化管型リンパ腫、胃腺癌、大腸腺癌など)   など
肝炎、肝硬変、肝不全、胆嚢炎、胆嚢粘液嚢腫、急性膵炎、慢性膵炎、膵外分泌不全   など

特殊検査

特殊検査

当院ではホルモン検査などの特殊検査も院内で行うことが可能です。
通常、ホルモン検査は検査センターにて検査を行う為、検査結果がでるまで日数がかかりますが、当院では診察時に結果がでるため早急に診断・治療が可能となります。

甲状腺ホルモン検査

甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症の診断が可能です。

甲状腺機能亢進症 高齢猫での発症が多く、食べても痩せる・夜泣きがひどい・嘔吐などの症状がみられ症状が進行すると食欲不振・失明・昏睡状態になります。
甲状腺機能低下症 犬で多く発症年齢は若齢から高齢まで様々です。寝ることが多くなった・肥満気味・皮膚病が治らないなど症状は様々ですが突然痙攣を起こし命にかかわることがあります。

コルチゾール検査

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)の診断が可能です。

副腎皮質機能亢進症 高齢犬での発症が多く、多飲多尿・腹囲膨満・皮膚病が治らない。糖尿病や膵炎を発症する危険性の高い病気のため早期発見・早期治療が必要となります。
副腎皮質機能低下症 犬で多く年齢は若齢から高齢まで様々です。食欲不振・元気消失・嘔吐・下痢など症状は様々です・症状が現れた際は状態が悪く緊急治療が必要となります。

CRP検査

犬では白血球の上昇がみられなくても炎症が起きていることが多いです。
細菌感染、外傷、自己免疫疾患等において非特異的に上昇するため、炎症疾患のスクリーニング検査に用います。

総胆汁酸検査

血液検査で肝臓の数値が高い際に総胆汁酸検査を行うことにより門脈シャント、肝疾患の診断に用いることができます。

PUPU動物病院市川

所在地 〒272-0015 千葉県市川市鬼高3-15-13 市川鬼高ウェルズ21
電話番号 047-712-6586
休診日 水曜午後・日曜・祝日
診療時間
午前診療
9:00~12:00
午後診療
16:00~19:00

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