PUPU動物病院市川|千葉県市川市

動物の健康面はもちろん、食事や心のケアなどもサポートする市川市、船橋市の『かかりつけ医』を目指しています。

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軟部外科・呼吸器科respiratory

軟部外科について

会陰ヘルニア

会陰ヘルニアとは、骨盤隔壁と会陰部の筋肉が薄くなることで、ヘルニア孔(筋肉間のすき間)ができ、その隙間に便が溜まった直腸が入る込むことでお尻周りが膨れあがり排便困難を引き起こす疾患です。

重度になるとその隙間に腹腔内臓器の膀胱や腸が入り込み、うんちおしっこが出なくなり、命に係わる恐ろしい病気です。会陰ヘルニアは7歳以上の未去勢犬に多く見られます。当病院ではメッシュ法と言われる会陰ヘルニア整復手術を積極的に行うことで良好な術後成績を示しています

呼吸器外科について

軟口蓋切除により呼吸状態が改善した症例

以前から咳が止まらず他院にて内科治療をしていたが改善せず、症状が悪化しチアノーゼ(酸素欠乏)を呈し呼吸困難になったため来院したフレンチブルです。

軟口蓋過長症と診断し過長した軟口蓋を切除し気道を拡張する手術を行いました。 矢印が過長した軟口蓋です。気管の入り口を塞いでいます。

術後の経過も良好で咳も無くなり呼吸も通常通りに改善しました。

鼻腔拡張術を行い呼吸状態が改善した症例

鼻腔狭窄により以前から鼻水が詰まりその度に吸引をしていたが日に日に悪化し夜寝るのも苦しくなったため来院したパグです。鼻が狭く呼吸がしづらいため両側鼻腔拡張術(両方の鼻の穴を広げる手術)を行いました。

鼻腔拡張により鼻水が詰まることもなくなり呼吸が改善し、夜もちゃんと眠れるようになりました。

咳外来

咳は喉、気管、気管支、肺にトラブルがあると出ます。また心臓病が進行することでも咳が出ます。はじめてわんちゃん、ネコちゃんの咳を見られる方は、その症状が咳だと気付かないことがあります。それが本当に咳なのか、更に咳の仕方によっては病変の位置の特定に役立つことがあるため、症状の動画を撮影してお持ちいただくことをお勧めします。治療は原因によって異なるため、咳が呼吸器からくるものなのか、心臓病によるものなのかを判断しながら原因を調べていきます。

気管が細くなり出る咳

気管の粘膜同士が接触するために激しい咳がでます。咳をし始めると止まらなくなるため、咳を止める治療と気管の炎症をとる治療が必要になります。

気管支鏡検査

気管虚脱の確定診断、重症度の評価、また細気管支の虚脱がないかを調べるのに有効です。呼吸のタイミングで画面下から気管が虚脱しているのがわかります。

心臓が大きくなり出る咳

気管は心臓の背中側にあり、心臓病で心臓が大きくなると気管が背中側に圧迫を受け、その刺激で咳がでます。心臓病と咳に対する治療を考える必要があります。

気管支の炎症による咳

気管支壁の肥厚が認められ、痰を吐き出す咳をします。咳は痰を吐き出すためにしているので、咳を止める薬は、痰を閉じ込めてしまい、病状の悪化を起こすことがあります。
痰を吐き出すことを促す治療を行います。
慢性疾患であり、放っておくと軽い咳だけの症状が、肺気腫や気管支拡張症を合併し、呼吸が苦しくなり、治療が困難になります。

いびき外来

いつもいびきをしている。ズーズー、ガーガーという呼吸音がする。いびきの途中で呼吸が止まる、また睡眠時に呼吸が苦しそうで眠れない。

主な原因

鼻から喉にかけての空気の通り道のトラブルが原因です。短頭種と呼ばれる犬種(ブルドック、パグなど)では空気の通り道が狭くなってしまうことが多く、その程度に応じて呼吸が苦しくなってしまいます。また他の犬種でも炎症や腫瘍、異物などによって同じ症状が見られることがあります。 細くなった空気の通り道を矯正する手術や呼吸を安定させるためのお薬が必要になります。

喉頭検査

喉の構造、動きを確認して気道閉塞がないかを確認する検査です。軟口蓋過長、喉頭虚脱、喉頭麻痺などの診断に有効です。

鼻腔内視鏡

鼻水、くしゃみの症状が続く場合には慢性鼻炎や異物、感染や鼻の中にできものがある可能性があります。単純な画像検査で見つからないことも多いため、内視鏡検査が適応になることもあります。

鼻咽頭部内視鏡

ズーズーといびきをかく、逆くしゃみをする、鼻水がでる症状は咽頭に原因がある可能性があります。図の赤印の鼻の後ろから喉の手前の咽頭鼻部と呼ばれる部位で、口から内視鏡カメラを挿入し反転することで観察することができます。

呼吸が苦しそう

呼吸困難という症状は息苦しさを自覚する症状ですが、わんちゃんや猫ちゃんは苦しいと教えてはくれません。息をはあはあ苦しそうにしていたり、浅く速い呼吸で苦しそうにしている場合などは呼吸困難です。呼吸困難の原因は呼吸器からの場合もありますが、どこかが痛くて呼吸が荒くなっていたり、血液成分の変化で過呼吸になっていたりするので、呼吸器疾患以外の原因の特定も重要です。

肺癌検診

人と比べてると肺がんの頻度はわんちゃん、猫ちゃん多くはないですが、高齢になると認められることがあります。症状がないことも多く、早期発見が困難です。また、症状があることがその後の治療の見通しが悪くなることもあります。 高齢にさしかかったら、一度健康診断をお勧めしています。

 

PUPU動物病院市川

所在地 〒272-0015 千葉県市川市鬼高3-15-13 市川鬼高ウェルズ21
電話番号 047-712-6586
休診日 水曜午後・日曜・祝日
診療時間
午前診療
9:00~12:00
午後診療
16:00~19:00

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